なるほど貯金箱
タイトルだけでは何がなんだかわからんが。
仕事柄、現役の高校生と話したりすることが多い。
親子ほどの年の差はあるが、【ちょっと先輩】という感じの会話?
圧倒的な威厳があるわけでもなく、一方的に何かを命令するという感覚も好まない。
一つ一つの指示に対し、物事の理解度を探りつつ言語化していかなければ伝わらない。
その【言語化】が難しいのだが。
時々【気になることには『なんで?』『どうして?』と掘り下げる癖をつけるといいよ】と伝える。
整備をしている時に『これって何ですか?』などと質問してくることもある。
好奇心は大事!
自分の中にある情報をかき集め、免許を持ってない高校生に機械の構造、役割などを説明する。
最初は『ふーん。。。』となるのだが、専門用語が出るたびに『それはなんですか?』と質問で返されてしまうだろう。
できるだけ専門用語を使わずに、日常にあるものに例えながらイメージを組み立てるお手伝い。
最後に『あー、なるほどー。』と言われる状況になれば、興味から知識に変わる。
知識というのは自分から他者へ発信し、それが伝わる状態まで自分の中で整理しておかないと共有できる情報にはならない。
技術者の役割とは、その技術を言語化することにある。
誰が言ったか忘れた(たぶんドラッカー?)けど、小手先の器用さだけではだめよー。ってことかな?
自分の知識を自分の祖母に説明し、「なるほど」と思わせることができなければ、それは理解していることにはならない。なんて言葉もある。
そいつはなかなか手ごわいけどねw
相手へ伝える際、『なるほど!』と言われたことで伝達完了の合図。
自分の理解度を図るためにも、どんどん質問に答えられるように勉強せねば。