心の引き出し

解決したい問題点、迷った時振り返りたい気持ちをまとめておく。

嫌われる勇気

これは深い。そーとー深い。。。

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え/ダイヤモンド社

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青年と哲人の対話形式。

ふむふむ。と、全てにおいて納得させられてしまう感じ。
説得されるというよりは、納得させられる。
 
因果律と目的論の違い。

議論においても【感情という道具を駆使し、相手を屈服させよう】という流れもよく見られる。

事実に対する解決策ではなく、自分の主張を正当化することに走ってしまうこともあるでしょう。
議論が平行線になれば、議題から逸れて人格否定の対決へと変わってしまうことも。

攻撃的になった相手との議論から降りること、対立を避け謝罪することもヨシ。

感情的な相手というものは、議論のベクトルが自分に向いてしまうことが多々あり、建設的な議論をしようとすれば【屁理屈】と断罪され、【第三者を盾に論破することが目的】になってしまうでしょう。


怒りなどの感情は、他者との比較からくる【競争意識】や【劣等感】
これらの無駄なエネルギーを、いかに使わずに生きていくかが幸福へのカギ。

競争は必ず【勝者】と【敗者】がいる。
一度勝ったらそれで終わりではなく、負けた方は【復讐】という行動に発展する。


以前、別の記事にも書いたことがあるが、

【自分の幸せは他人の不幸の上に成り立っている】という恐ろしい言葉。

この本にも似たようなことが書いてあったね。

【すべての悩みは対人関係の悩みである】
【悩みを消し去るには、宇宙のなかにただひとりで生きるしかない】のだと。
 
 
 
非常に深い内容だが、心のモヤモヤなどはスッキリしますね。


【感情をコントロールする。】ということは、自分自身に我慢を強いる行動。
そうではなく、【怒り】という【相手を屈服させるためのコミュニケーションツール】に頼らず、【言葉の力】【論理の言葉】を信じて意思の疎通を行うべし。と。